シャキッとみずみずしい!1週間鮮度保証「鮮度+」もやし登場

お届けから1週間、鮮度とおいしさをお約束する「鮮度+(せんどぷらす)」に、岐阜県産もやしが登場。グリーンビーンズのお客さまから「特有の臭さを感じない」「新鮮さが続く」と好評のサラダコスモの緑豆もやしが、満を持して1週間鮮度保証「鮮度+」に仲間入りしました。
シャキシャキ食感と、臭みや雑味の少ないおいしさが特長。噛むとジャキッと音が鳴るほどの鮮度を、ぜひいつもの料理で気軽に体感してみてくださいね。

ちなみに、サラダコスモの「鮮度+」もやしは、紙の袋に入っているのが目印。なぜ紙袋なのか!?そのワケは記事後半でくわしくご紹介します!
冷蔵庫で1週間シャキシャキ!「鮮度+」もやしができるまで
業界トップ企業「サラダコスモ」の巨大工場へ

1週間ずっとシャキシャキでおいしい「もやし」がなぜ実現できるのか…そのヒミツを探るべく、編集部は岐阜県にあるサラダコスモの「養老生産センター」へ向かいました。
「小さなもやしが、こんな巨大な建物で!?」と驚くほどの広大な敷地。養老山脈を見上げる自然豊かな養老町に、2020年にオープンしたばかりの施設です。
原センター長と施設内を見学

もやし栽培の流れを教えてくださったのは、原勝美センター長。まずはもやしの種子庫を案内してくださいました。

約15度以下のひんやりとした種子庫に、さまざまな種が保管されています。
原さん「このグリーンの有機種子が、グリーンビーンズで販売しているもやしの種。いかに良い産地の種を使うかがもやしの出来栄えに大きく影響するので、価格だけでなく品質を慎重に見極めていますね。」
シャキッとおいしいもやしづくりへの道は、種選びからすでに始まっているのですね。
もやしづくりは“菌”との戦い

続いてもやしの種は、ジャグジーのような3層構造の機械がある隣の部屋へ移されます。
原さん「ここで種の“温湯殺菌(おんとうさっきん)”を行い、雑菌やカビ菌を取り除きます。種によって最適なお湯の温度や秒数が違うので、種に合わせて繊細に調整しています。」
――殺菌のし方次第で、もやしの生育が変わるんですね。
原さん「種はもちろん、栽培室やコンテナなどあらゆる場所を常に殺菌・清掃してきれいな状態にしておくことが必要不可欠なんです。もやしが育つ環境は、菌の増殖にも最適な環境。異変を見逃すとどんどん広がってしまうので、特に気を付けていますね。」
平均して約70℃のお湯で数十秒、そして最後は井戸水で冷やして完了。養老山脈のある名水の町だからできることですね。
上から下までぎっしり!大迫力のもやし栽培室

もやしの栽培室にやってきました。背丈ほどある巨大な箱型の台車がたくさん並んでいます。
原さん「今見えている部分だけじゃなくて、箱の上から下まですし詰め状態。もやし1本1本が支え合いながらみっちり詰まって育っていますよ。」
よく見るとすべて上を向いて育とうとしています。凄まじい生命力!

この部屋には1台あたり1トンの台車が33個。栽培室は大小合わせて50部屋もあります。
原さん「この部屋は栽培8日目で、あと2日ほどで出荷予定。もやしは発芽熱がすごくて、菌だけじゃなく熱も大敵です。栽培期間の中でも特に最初が肝心なんですよ。」
栽培や水やりは機械化されていて、異常が検出されると職員さんへ通知が届くのだそう。だから繊細なもやしでも、このような大規模栽培ができるのですね。
大きく育ったら、すし詰めの箱から解放!

収穫適期に育ったもやしたちが、次の部屋に運ばれてきました。箱がひっくり返されると、ぎゅうぎゅう詰めだったもやしたちがドサッと出てきました。改めてその量と大迫力のビジュアルに驚きです。

そしてもやしたちは洗浄ラインに運ばれてきます。きれいな水でていねいに洗浄しながら同時に根切り。次々に見慣れた姿へ整えられていきます。

みるみるうちに、商品として使われるもやしと、根っこや豆殻などの部分に分けられました。
原さん「もやし100トンにつき約20トンのゴミが出ますが、“エコフィード”という仕組みで牛などのエサにして再活用していますよ。」
もやし自体の品質や効率だけでなく、環境にも配慮しながら生産しているのですね。
スピーディーに計量・袋詰め

原さん「最後は機械で計量し、袋詰めしていきます。「鮮度+」もやしの場合は1分間に40個ずつ計量できます。いかに速く、正確にできるか…設備投資を惜しまず、各工程を機械化しているから実現できるスピードと品質です。」
たしかに、もやしだけでなくカット野菜・スプラウトなども作る施設の広大な面積に比べて、スタッフの姿はまばら。徹底して機械化・効率化していることが目に見えて分かります。
【社長インタビュー】驚きの鮮度を手頃な価格で実現できるヒミツとは?
業界トップ・サラダコスモの中田社長にインタビュー

「鮮度+」もやしを手がけるサラダコスモの中田智洋社長にもお話を伺うことができました。1973年、業界初となる無漂白のもやしを開発し、その後も手頃でおいしいもやしを食卓に届け続ける、業界のトップランナーです。

――サラダコスモのもやしは、なんといっても紙袋に入っているのが特徴的ですね。なぜなのでしょうか?
中田社長「もやしをもっと長持ちさせたいという要望に応えたくて、大学の研究室に相談して開発しました。紙とラミネートフィルムを組み合わせることで、水は通さず空気は通す、もやしにとって理想的な袋を実現できました。」
――パッケージも鮮度が続くヒミツなのですね。紙を使おうと思いついたきっかけは何ですか?
中田社長「それはね、戦後にさかのぼるんですが、当時親戚の家を訪ねる時、魚をおみやげに持って行っていたんです。その時に、鮮度を落とさないよう新聞に包んでいたことを思い出して、それがヒントになりました。」
最初は新聞紙に包んだり、紙だけの袋を試したり…何度も試行錯誤を重ねて今の袋にたどり着いたのだとか。その柔軟な発想力と、何があっても実現させる行動力に脱帽です!

――巨大な生産センターの拠点に、養老町を選んだ理由をお聞かせください。
中田社長「ここは地下水が豊富で質も良く、カルシウムなど野菜とも相性が良い硬水なんです。いつかはここに工場を建てたいとずっと考えていました。それに、高速のインターからも近い立地の良さも重要なポイント。1秒1秒縮めようと頑張っています。」
水だけではなく、スピーディーにお客さまへ届けるための立地にも考慮して建てられた施設なのですね。

――おいしくてシャキシャキのもやしを、手頃な価格で提供できる理由はどこにあるのでしょうか?
中田社長「養老町の水や、先ほど見学してくださった種選び、栽培、配送ルートはもちろん、少しでもいいもやしを届けるためには設備投資を惜しみません。数十円で買えるもやしだけど、これをもったいないと思ったらダメなんですよ。」
さらに、先ほど見せていただいた通り、徹底した機械化・効率化で人出を減らし、コストカットに繋げているのですね。
――厳しい物価高の中でも挑戦し続けられる、中田社長の原動力を教えてください。
中田社長「すべては『世の中の役に立つこと』。これを信条にして仕事をしています。できない理由を並べたり、諦めるのは簡単だけど、誰かの役に立てるように、失敗しても諦めない、できるまでやり続けると、自分にも社員にも言い聞かせています。」
種の価格高騰が続く中、中田社長たちはアルゼンチンの自社農場でオーガニックもやしの種に8年以上チャレンジし続けているそう。生育不良など一筋縄ではいかない中でも、できるまで諦めない姿勢が伺えます。

――「鮮度+」もやしを食べてくださるお客さまへ、メッセージをお願いします。
中田社長「せっかく食べてもらうからには『おいしいもやしを、買いやすい値段で』に磨きをかけ続けています。できたてシャキシャキをどこまで本気で追求できるか、まだまだ努力できると思います。技術は日進月歩。利益が出ているうちは、できるところまで日持ちする時間を延ばしたい!ぜひ一度召し上がってみてください。」
シャキッとおいしいもやしを、いつでも食卓に
サラダコスモの技術とグリーンビーンズの配送で実現した、1週間鮮度保証「鮮度+」のもやし。グリーンビーンズ誕生前から大切に準備を進めてきたバイヤー渾身の商品です。ぜひ一度試して、驚くほどの鮮度と雑味のないおいしさをご実感ください。
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