【動画あり】とろける旨さの「田村みかん」入荷!名産地和歌山でしのぎを削るみかん名人たちを現地取材

これからの時期にみかんを買うなら、関西の名産地、和歌山・有田の「田村みかん」はいかがですか?

その魅力は、雑味のないまろやかな味わい。ついつい何個も手に取りたくなるみかんです。
その“旨さ”のヒミツに迫るべく、田村みかんを作っている田村出荷組合の皆さんにお話を伺ってきました。

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【現地取材】とろける旨さ!和歌山「田村みかん」110軒の農家がしのぎを削る名産地

取材記事

みかん作りの条件がそろった名産地

訪れたのは、和歌山のなかでも沿岸部にある有田郡湯浅町。田村みかんの名は、「田」という地域(村)で作っていることに由来しています。

民家が並ぶエリアのすぐ後ろには、鮮やかなオレンジとグリーンに染まった急斜面の山肌がズラリ。そして、その反対側には、キラキラと輝く湯浅湾が広がります。みかん山の頂上からは、晴れた日なら対岸の淡路島や四国まで見渡せるんだとか。

温暖な気候や、ミネラル分をもたらす潮風、3つの太陽(太陽そのもの、それが海に反射した光、斜面から照り返す光)、そして水はけの良い土――。さすがは、関西でお馴染みの名産地。みかん作りのためのあらゆる条件がそろったエリアといっても過言ではありません。

収穫はしつこい位ていねいに

険しく狭い坂道を登った上にある園地に入ると、傾斜は見た目よりもさらに急で、転んだら一気に下まで滑り落ちてしまいそう。そんな過酷な環境でも、収穫作業はていねいに行うそうです。

「とにかく一つずつ確認、確認。手間はかかるけど、収穫の段階から厳しくチェックすることが、届いた後の品質につながるんです。」と語るのは、田村出荷組合の石井新作さん(石新農園)。ハサミを入れる実はもちろん、周りの実や葉、枝に傷がつかないよう配慮しながら、慣れた手つきで収穫していきます。

とったみかんをその場で試食させてもらうと、産地を訪れた果実バイヤーも思わず「旨い!」と唸る、まろやかな味わい。薄皮の筋っぽさを感じないので、果肉そのもののとろけるような甘さ・酸味が口いっぱいに広がります。

一つひとつ手で収穫したみかんはコンテナに移し替え、モノラックで園地の端へ。そして、自宅にある選果施設まで持ち帰って、選果・箱詰めまですべて個人で行います。

一つひとつ違うみかんの顔を見極めて

選果に移ってからも、大切なのは確認作業。大量のみかんを、一つひとつ手と目で選別していくそうです。ときには虫眼鏡で小さな傷を確かめながら、ていねいに良し悪しを見極めて、ランク別に選り分けていきます。
石井さん家の石新農園では、選別作業は家族だけで責任を持って行っているそう。

選別作業を長年行う裕子(ひろこ)さんは、
「傷といっても状態はさまざま。中まで傷んでいたら味にも影響してしまうけれど、皮の表面だけならそうでなかったりもするの。一つひとつ少しずつ顔が違うでしょう?その違いをしっかり見極めて選別していますよ。」

とのことでしたが…見せてもらっても素人目にはほとんど違いを判別できず。まさに、熟練の技術・知識があるからこそできる職人仕事です。

そして、その後の箱詰め作業も、まさに“ていねい”そのもの。
和美(かずみ)さんは「箱に詰めるときも、一つひとつ手と目で確認しながら。詰め方次第でもお届け後の品質に影響するので、輸送中もみかんに衝撃がかかりにくいよう、同じ向きで順々に、平らになるよう並べていきます。
一番上にポップを置いてから封をするのは、フタの端でみかんが傷つかないための気遣いでもあるんですよ。」と、優しい手つきで箱詰めしていきます。

収穫から箱詰めまで、少なくとも3回は人の目と手で品質をチェック。手間暇を惜しまないその姿勢が、みかんの上質な味わいに、そして名産地としての信用へと結びついているんですね。

一生の親友、だけど競い合うライバル

石井さんをはじめ、総勢110軒の農家でみかん作りを行っている田村出荷組合。チームとしてどんなことにこだわっているか、組合の皆さんにお話を聞きました。

組合長の勝浦正義(まさよし)さんは「古い家は100年以上前から、なかには13代目の人もいるんです。さらに、組合員のうち30人ほどは40歳以下の若手農家。歴史の長さはもちろん、次世代が切磋琢磨して腕を競い合っている環境も、田村みかんの特長の一つですよ。」と話します。

「狭い地域ですから、生まれた時からずっと一緒に育ってきた仲間ばかり。だけど同時に、品質や技術を競い合う良きライバルでもあるよね。」
「それぞれの家のこだわりは守りつつ、みんなで教え合い、高め合いながら作り上げているのが、私たちのみかん。若い人たちも、切磋琢磨し、楽しみながら作ってほしいね。」
そう語り合う、皆さんの真剣な眼差しから、みかん作りにかける情熱とプライドが伝わってきます。

左から石井新作さん、組合長の勝浦正義さん、畑拓志さん、副組合長の林鉄弥太さん

みかん作りの要は3つの●●?

木を植えてから納得のいくみかんができるまでは、なんと約15年。親の代から作り繋いでいる木もたくさんあるそう。
長い歴史のなかで、みかんの木だけではなく、ノウハウや経験も引き継いできたんですね。

「もちろんそうですが、最近は以前より春と秋が短くなっていたり、日本の四季が変わってきたでしょう?それに対応しなければいけないのが難しいですね。」と語る畑(はた)さん。

「みかん作りには『水分』『着果』『肥料』という3つのストレスがあるんですが、そのバランスや時期の見極めこそが非常に重要なポイント。少しでも見誤ると、実ではなく木の方に栄養が回ってしまうこともあるんですよね。
その年によって違う天候や気温に合わせ、日々の状況をこまめに見ながら、水やりや摘果、肥料などのタイミングを見計らうのが、みかん作りの要です。」

培ってきたものを引き継ぎつつも、環境に合わせて柔軟に変化することも、名産地であり続けるための秘けつなのですね。

名人たちの技と想いをお届け

みかん作りの条件がそろった地域で、100軒以上の農家が技術を高め合い続けているからこそ作れる、「旨い!」と言いたくなる上質な味わい。田村みかんには、その歴史と、名人たちの情熱が込められていました。

グリーンビーンズでは、田村みかんのなかでも生産者を厳選し、石井さん・畑さん・林さんのみかんだけを販売します。作り手の顔が見える上質なみかんを、ぜひこの機会にご賞味ください。

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