まるでフルーツ!糖度17度の弾ける甘さのとうもろこし

今回は、イチオシ品種「サニーショコラ」をご紹介します。糖度は17度ほどあり、メロン並みの甘さ。そして、皮が柔らかいので、ジューシーな果汁が弾け出て、スッキリとした甘みや後味も魅力のひとつです。

また、とうもろこしといえば茹でたり焼いたりして食べるのが一般的ですが、サニーショコラはなんと“生”でも食べられるんだとか!みずみずしくて皮が硬くなりづらい品種ならではの味わい方です。
実際にとうもろこし畑へ行ってきました!

甘くて みずみずしいとうもろこし「サニーショコラ」の魅力に迫るべく、生産者さんにインタビューしてきました。
お話を伺ったのは、千葉県はなわ農園の塙定昭(はなわ さだあき)さん。千葉県旭市で20年以上とうもろこしを作り続けているベテラン生産者さんです。

――とうもろこし栽培を始めたきっかけは何ですか?
「先祖代々とうもろこしを作りつないでいるんです。その後ろ姿を見て育ち、私自身も自然とこの道に進みました。」

――収穫する期間をとても短くしていると伺いました。なぜですか?
「以前はいろんな品種を長期間栽培していたんですが、早生も超晩成品種も、食味が良くない物があることに気づいて。
今は、風土や気候と相談しながら、もっとも食味を引き出せる6月末~7月下旬の収穫時期に的を絞って栽培しています。面積や量は減りましたが、食味のばらつきが圧倒的に少なくなり、品質には自信が持てるようになりました。
同じ畑を区画に分けて、栽培時期を何週間かずらすことで、順々に収穫できるようにしていて、夏の間はお楽しみいただけるようにしています。」

――とうもろこしはすごく背が高くなりますね。こちらの畑はとても背が高いけど、あちらは背が低い。どんな工程で栽培されているんですか?
「はい、この辺りはちょうど収穫が終わった畑で上まで伸びきった状態です。あちらはまだまだ成長中でこれから大きくなります。だいたい7月半ば頃に収穫予定の畑です。
工程は、手作業で行う種まきからスタートし、芽出し(マルチに切り込みを入れて芽を出す作業)、間引き、除草など…屈んで行うしんどい作業が続きます。暑い時期にマスクをつけて農薬を散布するのも大変ですね。
また、生育状況を確認するため、朝夕に欠かさず畑を巡回しています。」

――ベストな収穫のタイミングを見計らっているのですね。おいしさを見極めるポイントや、目利きのこだわりなどありますか?
「ベストタイミングを逃すと粒のツヤがなくなり、横広い形になってしまうので、粒のツヤや色合い、膨らみ具合を見ています。また、サイズは大きすぎない方が、より食味が良いと思います。長年収穫をし続けているので、感覚もありますね。」
採れたてがおうちに届くヒミツ
グリーンビーンズでは、繊細な野菜を新鮮なまま味わっていただけるよう、産地からお届けまで低温を保ってお届けすることを大切にしています。塙さんこだわりのとうもろこし「サニーショコラ」も、まるで採れたてのようなフレッシュさでお届け。新鮮だからこそ味わえる甘み、みずみずしさをお楽しみいただけます。

とうもろこしのおいしい食べ方
――塙さん流のおいしい食べ方を伺ってもいいですか?

「甘さと皮の柔らかさをダイレクトに味わってほしいので、届いた日に召し上がるようであれば、できれば生で召し上がってみてください。加熱して食べる場合は、グリルで皮ごと丸焼きにするとおいしいですよ!」
おすすめの加熱方法を詳しく聞いてみました。
1.とうもろこしの上下を切り落とす

2.皮を数枚剥がし、薄皮がついた状態で、電子レンジで約5分加熱する。

3.2の皮ごと、グリルで10分加熱する。

こんがり焼けたらできあがりです。

編集部で実際に試してみたら・・・これが本当においしい!
焼いている途中から、夏らしい香りが漂いはじめます。
皮は丸焦げになりますが、とうもろこしの皮の特性上、皮に火が燃え移ることはないそうです。
「そのまま豪快に丸かじりするのはもちろん、お醤油を少しだけ垂らす鉄板の食べ方もやっぱりおいしい。」と塙さん。小さくカットしておけば、お子さま用の食事やお弁当の彩り、おうちごはんの副菜にもおすすめですよ。

「それから、届いたらなるべく早く召し上がっていただきたいですね。とうもろこしは、1日1度糖度が下がっていく、なんて言われています。採れたてのおいしさ、みずみずしさを楽しんでいただけたら嬉しいです。」
塙さん自慢の千葉県産とうもろこし「サニーショコラ」が、初夏をさわやかに彩ってくれるはず。ぜひご家族でお召し上がりくださいね。