
そんなスイートベルの栽培を行っているのは、千葉県のアクアラインのすぐそばにある「君津とまとガーデン」です。
ここでは東京ドームほどの広大な敷地で、なんと16万株ものトマトたちがすくすく育っているんです!
こんな風に大規模な農場と聞くと、「機械的に作られているのかな」、と思う方も多いでしょう。
しかし、スイートベルは、人の手による細やかな手入れがなければおいしくなりません。実際には、どんな人が、どんな思いでスイートベルを育てているのでしょうか。
今回は農場の立ち上げから関わっている農場長・吉田和徳さん、副農場長・重城恒太さん、また品質の管理をしている日本デルモンテアグリ株式会社の飯村祐司さんにお話を伺いました。
農場で働くみんなは“トマト愛”が深い

小さなころから農業に興味があり農業の道へ。気づけば農業歴は25年ほど!
トマトに関しては「君津とまとガーデン」で働く前にも、5年ほど栽培してきました。そこで何十種類も育ててきましたが、この「スイートベル」が一番おいしいと自信をもって言えますね。

ここで初めて農業をした、という方も多く働いていますが、年々技術が向上しています。何より、トマトへの愛情が深くて。
担当エリアには名前を書いているのですが、これも工夫の一つです。担当の場所を持ってもらうと、その木の1本1本を自分が管理しているという責任感が生まれて、ていねいに育てるようになります。
特にトマトは、ほかの農作物と違って1年間通して長い間育てているので、大変なこともありますが、自分の子どものような気持ちになるんですよ。
手をかけただけおいしくなるのが農業のおもしろさ

吉田農場長と立ち上げに関わっていますが、実はもともとは一般企業で営業職をしていました。農業にチャレンジしたいと思い切って転職して、そこからはもう楽しくって。
農業って頑張れば頑張った分だけ、結果が出る―――。手を抜いたときは、食べてすぐにわかりますから。結果が見えやすいのが農業の醍醐味だと思います。

トマトって水をあげすぎたら味がうすくなるし、あげないとうまく育たない。ごまかしがききません。明日休みたいから、今日いっぱいお水をあげておこうなんてことはできないんですよね。
トマトが苦手だからこそおいしさがわかる

大学の時から、大規模な農場でおいしい農作物をつくりたいと思っていました。
試行錯誤を経て「君津とまとガーデン」からは毎日たくさんの品質の良いトマトが出荷されています。これは一人では絶対にできないこと。夢だったので、今かたちになっているのはすごくうれしいですね。

最初に「スイートベル」の品種を選んだのは、実は私なんです。
なん十種類も試験で育てて、「スイートベル」に出会ったときは、房で獲れて収穫もしやすく、おいしさも抜群。これならいける!と思いました。
実はね、私自身はトマトが苦手でした。
だからこそ、買ってくださった方から「トマト嫌いだったけどこれはおいしい」って言っていただけるのが何よりうれしいです。
農場のみなさんの愛情たっぷりのトマトは甘くてしっかり食感。一度食べだしたら止まらなくなりそう。
ヘタを取ってパックに入っているのもうれしいポイント。サッと洗って出すだけなのはもちろん、ヘタがない状態で冷蔵庫保管していると劣化しにくく長く楽しむことができます。長持ちならではの大容量タイプもおすすめです。ぜひみなさんで味わってくださいね。
